小林陵侑「表彰台争いできる」 さあ北京冬季五輪シーズン開幕「楽しみ」

 全日本スキー連盟は2日、都内で年間表彰式「SNOW AWARD」と北京五輪シーズン開幕会見を行い、優秀選手に選ばれたジャンプ男子の小林陵侑(24)=土屋ホーム=は「冬に向けていい感じ。楽しみです」と抱負を述べた。最優秀選手賞に選出されたスノーボード男子ハーフパイプ(HP)の戸塚優斗(20)=ヨネックス=も「自信はすごくある」と金メダル奪取へ意気込んだ。

 22年北京五輪での金メダル獲得へ、優秀選手賞に選ばれた小林が改めて決意を口にした。「今シーズンは五輪がある。そこで活躍して、またこういう賞をいただけるように頑張ります」。日本のエースは熱量のある言葉で宣言した。

 五輪開幕まで100日を切る中、調子を上げ続けている。10月は全日本選手権などの国内大会で3連勝。「サマートラックはちょっと滑る感覚が違う」と冷静に振り返りつつも、「いいところも悪いところも分かってるので、冬に向けていい感じ」と自信もつけた。

 五輪初出場となった18年平昌大会は「右も左も分からないまま」挑み、ノーマルヒルで7位、ラージヒルで10位、男子団体で6位。メダル獲得を逃したが、その後は18-19年シーズンのW杯で日本勢初の個人総合優勝を果たすなど、一気に世界のトップに躍り出た。昨季はW杯3勝で、通算勝利数も日本勢最多の19勝と好調は維持している。

 金メダル候補になった24歳は、北京五輪シーズンへ「完成度はそんなに悪くない」と話す。本格的なシーズン到来を前に国内で好調を示し、「冬までにどうなるか分からないですけど、(世界で)表彰台争いはちゃんとできるんじゃないか」と意気込んだ。

 2度目の夢舞台へは、「エースなりのプレッシャーもあると思う」と苦笑いしながらも、「北京のジャンプ台はまだ飛んだことがない。すごく冷えてると。風もどんな感じか分からない。楽しみです」と目を輝かせる。金メダル獲得へ、日本のエースが五輪シーズンに挑む。

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