スピードスケートの２２年北京五輪シーズンの初戦となる全日本距離別選手権が２２日に開幕する。２１日は会場の長野市エムウエーブで公式練習が行われた。女子５００メートルで五輪２連覇が懸かる小平奈緒（３５）＝相沢病院＝は「自分の今持っているものがどれくらいなのか確かめたい」と冷静に闘志を燃やした。

　４年前の平昌五輪イヤーは「ある程度準備が整った気持ち」で開幕を迎えたが、現在は昨季苦しんだ左股関節の違和感から抜けだし「自分の体を改善していく途中」だと表現。昨季はコロナ禍で、国際大会の出場がかなわなかっただけに「海外の選手と同じ土俵に立ったとき、自分が何を学んで、（五輪が開催される来年）２月にどう自分を表現したいかを、どんどん詰めていきたい」と話した。