大相撲秋場所14日目(25日・両国国技館)新横綱照ノ富士が大関貴景勝を上手投げで下して12勝目を挙げ、単独トップを守った。初制覇を狙う平幕妙義龍は大関正代を寄り切ってただ一人3敗を維持し、優勝争いは2人に絞られた。
千秋楽で妙義龍が関脇明生に敗れるか、照ノ富士が結びで正代を退ければ、照ノ富士の2場所ぶり5度目の制覇が決まる。妙義龍が勝ち、照ノ富士が敗れれば、優勝決定戦にもつれ込む。
貴景勝と正代はともに6敗目。阿武咲は明生に、遠藤は小結逸ノ城にそれぞれ敗れて4敗に後退し、優勝の可能性が消えた。明生が星を五分に戻し、逸ノ城は勝ち越した。関脇御嶽海は6敗目。