松元克央 “朝カツオ”金獲りへ「収穫」V 五輪本番見据え早朝5時起き

 「競泳・ジャパンオープン」(4日、千葉県国際総合水泳場)

 男子200メートル自由形は、19年世界選手権銀メダルの松元克央(24)=セントラルスポーツ=が1分46秒17で優勝した。予選は1分45秒48で、五輪本番の金メダル獲得へ手応えを強めた。萩野公介(26)=ブリヂストン=は1分49秒76の全体11位と振るわなかった。池江璃花子(20)=ルネサンス=は専門外の女子50メートル平泳ぎで予選敗退。主将の入江陵介(31)=イトマン東進=は100メートル背泳ぎを制し、貫禄を見せた。

 カツオは朝から速かった。11時過ぎからの予選に臨んだ「カツオ」こと松元。自身の持つ日本記録には0秒83届かなかったが、タイムが出にくいとされる午前中に1分45秒48をマーク。決勝ではややタイムを落としたが、「収穫はあった」と大きくうなずいた。

 カツオの朝は早かった。約50日後の五輪で金メダルを狙う本命種目。起床からこの日の「プラン」は始まっていた。朝は5時起き。6時前からプールで泳ぎ、30分の仮眠を挟んで7時半頃から朝食を堪能した。再びウオーミングアップを行い、狙いを定めた予選へ。鈴木陽二コーチの立てた計画を遂行した。

 理由は単純明快。東京五輪の競泳、勝負の決勝は午前から昼に行われるから。「朝動かすルーティンを分かった上で五輪に臨みたかった」と説明した。

 “テスト大会”の結果は上々。「体が動く感じがした。本番もこういうことをすればいいと思える」と不安のかけらは消し去った。「あとはもう一段階強くなれれば」。カツオはさらに速くなる。

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