異色レスラーの鶴田 世界初切符「勝手にジャンボ2世目指して」
「レスリング・全日本選抜選手権」(29日、駒沢体育館)
男子グレコローマンスタイル87キロ級で、レスリング歴6年の鶴田峻大(25)=自衛隊=が優勝した。初の世界選手権(10月、オスロ)代表も決め、24年パリ五輪へ大きな一歩を踏み出した。競技開始は社会人から。高校までは柔道に励み九州大会3位の実績もあるが、自衛隊では選手枠に空きがなく断念。所属コーチから熱烈な誘いを受けて転向した。
レスリングで鶴田といえば、ミュンヘン五輪に出場しプロレスラーとしても活躍したジャンボ鶴田を想起させる。血縁関係はないが、周囲から「ジャンボ」と呼ばれたり、練習メニュー表に同氏の本名「鶴田友美」と書かれるなど意識してしまう存在。「勝手に2世を目指してます。五輪に出たら近づける」と拳を突き上げた。


