池江璃花子が圧巻4冠【一問一答】東京五輪代表入りに「使命を果たさなきゃいけない」

 女子50メートル自由形のレース前、カメラに向かってガッツポーズを決め気合を入れる池江璃花子(撮影・高部洋祐)
女子50メートル自由形を制し、スタンドの声援に応える池江璃花子=東京アクアティクスセンター(撮影・高部洋祐)
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 「競泳・日本選手権」(10日、東京アクアティクスセンター)

 東京五輪代表選考会を兼ねて行われ、池江璃花子(20)=ルネサンス=は女子50メートルバタフライ(非五輪種目)と自由形を制し、前日までの100メートルバタフライと自由形を含めて、4冠を達成した。池江はこの日、バタフライを25秒56の日本学生新記録で制すと、自由形でも24秒84の学生新記録で優勝した。白血病発症から2年2カ月。リレーでの2枚の五輪切符に、出場全種目優勝の4冠。8日間で11レースのハード日程をこなしながら、圧巻の結果を残した。

 池江との一問一答は次の通り。

 -バタフライは。

 「いつも通り、自分のやりたいような50メートルバタフライができた。1番目標というか狙っていた種目。自分の中ではハイレベルな泳ぎができた」

 -自由形は。

 「あんまり記憶にないんですけど、ノーブレ(息継ぎなし)してたかしてなかったか。酸素が回らず、最後は思うようにならなかったが、控え室を出る時にコーチに『勝ってきます』と言って出てきたので、有言実行できてよかったです」

 -大会を振り返って

 「4冠できたのは凄く嬉しい。負けるのは今年までって決めてたんですけど、試合に出たからには、100を2冠したあと、やっぱり50でも負けたくないって気持ちがわいてきましたし、本当に、すごくうれしいです。タイム的にもすごく良いタイムで泳げた。どんどんどんどん自分の持っている日本記録に近づいている手応えもつかんだ。いずれは自分の日本記録も狙えるようになるんじゃないか。」

 -11レースこなした。

 「復帰後は多くても2日間で4レースだったので。11レース、準決勝もあって、ハイレベルな泳ぎが必要な中で、しっかり最後まで勝つことができてうれしいです」

 -入場の時にガッツポーズ。今まではあまり見たことがなかったが。

 「もう、やってやるぞって気持ちで、ガッツポーズしていました」

 -24年パリ五輪を目標にしていたが、3年前倒しになった。

 「決まったからにはしっかり自分の使命を果たさなきゃいけないなと思っている。五輪本番まであと数か月あるので、さらに体力はつくと思うし、リレーがメインになるけど、全力でチームに貢献したい」

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