柔道 朝比奈沙羅ら9人を世界選手権代表に選出…五輪補欠7人+冨田若春、古賀若菜

 「柔道・全日本選抜体重別選手権」(3日、福岡国際センター)

 第1日は女子7階級が行われた。試合後には強化委員会が開かれ、6月の世界選手権(ブダペスト)の代表9選手を選出。東京五輪代表は本番直前のため1人も入らなかったが、同補欠の7人全員が選ばれたほか、今大会で78キロ超級を制した冨田若春(23)=コマツ=と、24年パリ五輪を見据えて48キロ級の古賀若菜(19)=山梨学院大=が入った。

 メンバーは以下の通り。

 ▽48キロ級…角田 夏実(28)=了徳寺大職=2度目

        古賀 若菜(19)=山梨学院大=初

 ▽52キロ級…志々目 愛(27)=了徳寺大職=4度目

 ▽57キロ級…玉置 桃(26)=三井住友海上=初

 ▽63キロ級…鍋倉 那美(23)=フリー=初

 ▽70キロ級…大野 陽子(30)=コマツ=2度目

 ▽78キロ級…梅木 真美(26)=ALSOK=3度目

 ▽78キロ超級…冨田 若春(23)=コマツ=初

         朝比奈 沙羅(24)=ビッグツリー=4度目

 通常であれば五輪イヤーに世界選手権は開催されないが、五輪1カ月前の世界選手権開催が今年の年明けに急きょ決定。それだけに、強化委員会としては代表選考で難しい判断を迫られた。加えて、この1年は新型コロナウイルス感染拡大で国内外の大会がほとんどなかったため、最近2年の成績等を総合的に考慮するしかなかった。

 日本女子の増地克之監督は「過去2年間の試合成績を総合的に判断して決定した。2枠目は24年パリ五輪も見据えて古賀若菜を選んだ」と説明。金野潤強化委員長は「通常であれば1年に1回の世界選手権か五輪が、今年は2つあることで特異な形だった。(判断材料の)大会が限られていて、総合的に見た」と語った。

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