阿部一二三“足”に手応え「さらに進化している」天国の大先輩に優勝を報告

 GSアンタルヤ大会での優勝から一夜明け、現地からリモート取材に応じる阿部一二三
 男子66キロ級で優勝し、表彰台で金メダルを手にする阿部一二三(国際柔道連盟提供・共同)
 スペインのアルベルト・ガイテロマルティン(左)を攻める阿部一二三=国際柔道連盟提供・共同
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 「柔道・グランドスラム(GS)アンタルヤ大会」(1日、トルコ)

 柔道男子66キロ級で東京五輪代表の阿部一二三(23)=パーク24=が、グランドスラム・アンタルヤ大会(トルコ)の優勝から一夜明けた2日、現地からオンライン取材に応じた。1年2カ月ぶりの国際大会で、足技を中心に5試合全て違う技で勝利。「技の切れは通用するし、足技でしっかり決め切れたのは、自分がさらに進化していると感じた。海外の試合で弾みがついたので、五輪で最高のパフォーマンスをしたい」と手応えを口にした。

 代名詞の豪快な担ぎ技は海外勢に対策されているが、打開すべく強化してきた足技も強力な武器になりつつある。決勝では60キロ級五輪代表の高藤直寿(パーク24)の得意技を参考にした小内刈りで一本勝ちし、「もっと足技を出していけば担ぎ技も効いてくる。それを詰めていき、警戒されても投げ切れるように」とうなずいた。

 遠征直前に死去したバルセロナ五輪金メダリストの古賀稔彦さんへの弔いの意味も込めた。「何が何でも勝ちたいと思っていたので良かった」と天国の大先輩に報告した。

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