東京五輪観客数の判断、先送りも 協賛社枠の有無は明言せず

 【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は10日、新型コロナウイルスの影響が懸念される東京五輪の観客数上限について「極力遅く決断すべきだ。5、6月の動向も考慮するために門戸を開いておく必要がある」と述べ、大会組織委員会を含む5者協議で合意した4月中の判断から先送りする可能性に言及した。2025年までの2期目再選が決まったIOC総会後の記者会見で明らかにした。

 海外観客の受け入れを巡っては、IOCの財政を支えるスポンサーの招待客を容認するか問われたものの「日本のパートナーや友人と協力し、無条件で彼らをサポートする」と答えるにとどめた。

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