池江璃花子、東京五輪選考会4種目にエントリー「決勝に残ること目標、全力で泳ぐ姿みて」
競泳女子で、白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20)=ルネサンス=が10日、東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権(4月3日開幕、東京アクアティクスセンター)は、50メートル、100メートルの自由形とバタフライ全4種目にエントリーしたことを発表した。
復帰後に主戦場としてきた50メートル自由形はもちろん、リレーメンバーでの代表入りの可能性を探る100メートル自由形にもエントリー。闘病前に金メダルを目指していた“本命”の100メートルバタフライは疲労の影響を懸念していたが、こちらもエントリーを決めた。また、2月に19年世界選手権決勝進出相当の好タイムをマークした50メートルバタフライ(非五輪種目)もエントリー。出場権を得ていた全4種目に名を連ねた。
池江はマネジメント事務所を通じて「日本選手権では出場種目全てで決勝に残ることが目標です」とコメント。「試合での結果は毎日の練習でどれだけ自信をつけられるかだと思っているので、がむしゃらに練習してレース本番を迎えたいです」とし「日本選手権で全力で泳ぐ姿をみて頂けたら嬉しいです」と意気込んだ。
▽池江璃花子の日本選手権日程
4月3日午前 100メートルバタフライ予選
午後 100メートルバタフライ準決勝
4月4日午後 100メートルバタフライ決勝
4月7日午前 100メートル自由形予選
午後 100メートル自由形準決勝
4月8日午前 100メートル自由形決勝
4月9日午前 50メートル自由形予選
午後 50メートル自由形準決勝
4月10日午前 ※50メートルバタフライ予選
午後 ※50メートルバタフライ決勝
〃 50メートル自由形決勝
※は非五輪種目
▽競泳の東京五輪代表選考
代表選考会は4月の日本選手権(東京アクアティクスセンター)。日本水連が定めた派遣標準記録を決勝で突破した選手のうち各種目の上位2人までが内定する。派遣標準記録は50メートル自由形が24秒46、100メートルは53秒31。100メートルバタフライは57秒10。なお、100メートル自由形で400メートルリレー派遣標準記録の54秒42を突破すれば、リレーメンバーでの代表入りする可能性もある。
▽池江の復帰後ベスト
50メートル自由形 24秒91(2月7日ジャパンオープン)
100メートル自由形 55秒35(1月23日北島康介杯)
100メートルバタフライ 59秒44(2月20日東京都オープン)
50メートルバタフライ 25秒77(2月21日東京都オープン※非五輪種目)