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正代また残った 物言い4日間で4度目も首位タイ守る 千秋楽へ決意「負けられない」

 右足一本で残った正代。土俵際の粘りで2敗を守った(撮影・堀内翔)
 正代(左)に上がった軍配をめぐり土俵に集まる審判
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 「大相撲初場所・13日目」(22日、両国国技館)

 大関正代が土俵際、執念の逆転はたき込みで関脇隆の勝を下し、5連勝で11勝目を挙げ、2敗トップタイを死守した。10日目から4日間で4度目の物言いとなったが、またもヒヤヒヤの判定勝ちとなった。平幕大栄翔も竜電を押し出し、自己最多タイ11勝目。3敗はおらず、2敗の2人が一騎打ちで一歩も譲らず、優勝は千秋楽決着となった。

 正代が土俵際でまたも残った。圧力に押され、まともに引いて後退。絶体絶命の体勢から右足1本、俵で粘って、股(また)の間から、はたき込んだ。

 一度は隆の勝に上がりかけた軍配は“回し団扇(うちわ)”で自身に返った。際どい勝負に物言い。審議の末、相手の手が先に落ちており、軍配通りに勝ち名乗りを受けた。

 10日目の遠藤戦、11日目の隠岐の海では2度、この日の結びと4日で4度目の物言い。すべて判定を味方にして2敗を守り切った。

 「ああいう形になるのは押し込まれている。それでも勝てているのは体の反応がいい」と前向き。V争いでは自身の経験が上。「気は楽。(白星を)落とさないように千秋楽、決定戦に持ち込めたらいい。負けられない気持ちが強くなっている」と意気込んだ。

 故郷熊本も2場所ぶりV2へ盛り上がってきた。「正代関宇土市後援会」の金田光生会長は、勝利後、恒例となる花火を地元・宇土市の空に3発打ち上げた。同会長は「千秋楽は30発!!」と祝優勝の乱れ打ちを予告した。

 コロナ禍のためパブリックビューイングは自粛し、同会長の自宅で正代の両親らとテレビ観戦。連日の辛勝に「ハラハラドキドキですよ」と苦笑いした。ただ、この日の“股抜きはたき込み”は正代が東農大2年時、学生横綱に輝いた決勝戦で見せた技。同会長は「あの時と一緒だね」とV吉兆を予感した。

 後続は4敗勢で、13日目終了時に2差を逆転しての優勝例(15日制定着の1949年以降)はない。賜杯争いは一騎打ち。正代は「決定戦まで3番取ってもいいように体のケアを徹底していく」と千秋楽までの勝負を見据えた。

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