開幕延期のラグビーTL 新たに数人の陽性者判明

 日本ラグビー協会は20日、理事会後にオンライン会見を行った。出席した岩渕健輔専務理事(45)は、14日までに6チーム62人の新型コロナ陽性者が判明し、開幕が延期となったトップリーグ(TL)について「感染者の数自体は多少増えている」と、その後に数人の陽性者が増加していたことを明かした。

 ただ、岩渕専務理事は「それは、その時(14日時点)に(検査結果が)不明だったり、再検査をしたりなどのケースの方で、感染が広がったということではなく、その後に感染が分かったというのが正しい」と新たな感染拡大はしていないことを説明した。すでに感染が判明している6チーム以外の新たなチームから陽性者は出ていない。濃厚接触者の数についても現時点で明確になってきたという。

 TLの開幕時期については、改めて予定通り2月上旬から中旬までの開幕を目指すと理事会でも確認した。「感染状況の把握と感染対策の強化が大事」と、今季こそリーグを成立させる方針は変わらない。具体的な開幕日の発表時期は「余裕を持って発表したい」と話した。

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