太田チェアマン開幕戦2試合中止決定に「申し訳ない」 ラグビーTL

 ラグビー・トップリーグ(TL)の太田治チェアマンは12日、今月16、17日に開幕するトップリーグ(TL)第1節のトヨタ自動車-サントリー(16日、豊田スタジアム)とリコー-キヤノン(17日、駒沢陸上競技場)の2試合の中止決定を受けてオンライン会見を行った。「楽しみにしていたファンには申し訳なく思っている。政府が出している方針のもとに安心安全を担保しつつガイドラインも準備していたが、コロナの怖さ、脅威を感じている」と語った。

 同日までにトヨタ自動車で13人、サントリーで7人、キヤノンで24人の計44人の新型コロナ陽性者が確認され、各チームで開催に必要な体制が整わないことから中止が決定した。

 太田チェアマンは、今回の集団感染の原因に「TLではラグビー活動では(濃厚接触の)認定をされていない」と競技そのものではないことを強調した。今後はスポーツ庁とも協力してガイドライン見直しを行い、「大会成立に尽力したい」と最後まで成立を目指す姿勢に変わりはない。

 また、同日に東芝でも選手2人が陽性となったことを発表。濃厚接触者5人も特定され、8日から活動停止している。16日のNTTコミュニケーションズ戦(国立競技場)の開催可否については、東芝から「(今は)出場辞退の報告はない」(太田チェアマン)と現段階では中止にせず、今後協議を行い判断する。

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