鶴竜、初場所出場へ 陸奥親方が明言「出るっていうことで」

 「大相撲初場所」(10日初日、両国国技館)

 3場所連続休場から再起を期す横綱鶴竜(35)=陸奥=が初場所に出場意向であることを師匠の陸奥親方(元大関霧島)が7日、明かした。「今場所やる、出るっていうことで」と昨年末から弟子の意思を確認。8日に最終判断するが、進退を懸けて初場所に臨む見通しとなった。

 鶴竜の調整ペースは上がっていない。昨年末以降、実戦稽古は回避。腰痛を抱えながら無理はできない。4場所ぶり出場となれば、相撲勘に不安がある。

 先場所後、横綱審議委員会から史上初の「注意」決議を受けた。序盤から負けが込むようだと、進退は追い込まれる。ぶっつけ本番の背水の陣。親方は「体はそんな落ちてないし、気持ちだけ。勝っていけば調子も出てくる」と奮起を期待した。

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