駒大は往路3位 “復路の駒大”再来狙う!6度の総合Vで4度復路V

 「箱根駅伝・往路」(2日、大手町~神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場)

 名門・東洋大が往路2位に入った。往路優勝の創価大に2分14秒差は、十分に射程圏。2014年以来の総合優勝を目指して復路に臨む。優勝候補の一角・駒大も往路3位からの逆転Vを狙う。対照的に青学大は12位と大きく出遅れ、連覇が絶望的な状況となった。新型コロナウイルス禍が続く中での開催となった今大会は、感染対策として選手には円陣や声掛けなどを禁止。沿道での応援も自粛を求めた。

 1区でのルーキー抜てきは15位と不発。2区でエース田沢廉(2年)での躍進を目指したが、スタートダッシュはならなかった。それでも3位で復路を迎えられることが駒大の強さか。11月の全日本大学駅伝で6年ぶりに優勝し2冠を見据えるだけに、2分21秒差は重いが大八木弘明監督(62)は「1、2区の流れが後半に響いた」と冷静に受け止めた。

 監督から「エースとしての走りを」と送り出された田沢は15位から8位まで順位を上げるも、区間7位に終わり「まだまだ力が足りない」。終盤には指揮官から「男だろ」のゲキが飛んだが「体が言うこときかなくて全然上がらなかった」と無念の表情だった。

 復路で目指すのは逆転総合優勝のみ。これまで6度の総合優勝のうち4度は復路を制した逆転での戴冠だ。若手起用を示唆した大八木監督は「思いきって走ってくれたら。6、7区で少しずつ前を詰めていってもらいたい」。“復路の駒大”再来の予感だ。

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