高安、申し合いで11勝5敗「気分良く連日できています」

 朝乃山(手前)とがっぷり組み合う高安(代表撮影)
 稽古中、武隈親方(右)と談笑する高安(代表撮影)
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 大相撲の合同稽古4日目が21日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われ、元大関の小結高安(30)=田子ノ浦=が関取衆の申し合いで11勝5敗と好内容だった。

 申し合いは勝った者が次の相手を指名する稽古のため、番数を重ねていることが好調の証明。「やっぱり調子が悪いとね、なかなかお相撲さんを回したりできないので番数も少なくなりますけど、多いということは調子がいいということなので、その面では気分良く連日できています」。4日連続、土俵で大関にも引けを取らない内容を続けている。

 幕内北勝富士(八角)、阿武咲(阿武松)の押し相撲相手にも激しく応戦し、動き勝った。大関朝乃山(高砂)とは組んでも、馬力で張り合った。

 途中、左腰、右腕痛みが走ったか、顔をしかめ、稽古を中断する場面もあったが、すぐに土俵に戻り、元気に相撲を取った。

 「(体は)大丈夫。問題ない。そこまで大したものじゃないので支障はないですね。体も動いている。しっかりメリハリつけて、相撲に取り組んでいきたいですね。調子に乗らないようにしたい。気を引き締めて、けがをしないように取り組んでいきたいです」と、気を引き締めた。

 腰、肘、太ももなど負傷し大関を陥落。先場所は5場所ぶりに三役に戻り勝ち越した。体を作り直し、再び、上を見据える。「昔というか、過去のことはあまり考えないで、さらにいろんな新しいものを見つけながら、また一回り成長して上を目指して上がっていきたいですね」と、意気込んだ。

 大関返り咲きももちろん頭にはあるものの、まずは体を15日間、戦う状態にすること。「どうしても故障しますとね、力が発揮できないということは、場所でもそうですけどありますので。まずは痛いところをなくして十二分のパフォーマンスができるようにですね、そこが1番じゃないですかね。場所中、いいコンディションで入って毎日いい相撲を取れたらいいですね」と、初日を見据えた。

 合同稽古もあと2日となり“皆勤”を目指す。「まずは体と相談して、無理しないように。元気な時は稽古するべき」と充実の表情だった。

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