正代、相撲とる稽古再開に慎重「体と相談」 昇進2場所目でかど番…井筒親方は期待
大相撲初場所(来年1月10日初日・両国国技館)をかど番で迎える大関正代は11日、都内の時津風部屋で四股やすり足の基本運動とゴムチューブなどを使った上半身のトレーニングを入念に行った。相撲を取る稽古の再開については「体と相談して決める」と慎重だった。
新大関の11月場所で左足首を負傷し2014年春場所の初土俵以来初の休場。「場所が始まってから余裕がなかった。精神的に。それがけがにつながった」と看板力士の難しさをかみしめた。
昇進2場所目で、かど番の重圧と向き合う精神力も問われる。部屋付きの井筒親方(元関脇豊ノ島)は「(けがは)相撲人生を左右するものではない。けがよりもプレッシャー。よくネガティブなことを言っているけど、これを乗り切る強い気持ちはあると思う」と期待を寄せた。