「フィギュアスケート・ＮＨＫ杯」（２７日、東和薬品ラクタブドーム）

　男子ショートプログラム（ＳＰ）が行われ、鍵山優真（１７）＝星槎国際高横浜＝はアクセルジャンプでミスが出て８７・２６点だった。大きく得点を落としてしまい、悔しいトップ発進となった。２位は友野一希（２２）＝同大＝で８３・２７点。３位は本田ルーカス剛史（１８）＝木下アカデミー＝で７９・２２点だった。

　ジャンプ要素最初の４回転－３回転のコンビネーションジャンプ、単独の４回転トーループと順調に着氷したが、アクセルジャンプでミスが出た。トリプルアクセルを飛ぶべきところでシングルになってしまい得点を落とした。

　演技終了後は頭を抱える様子を見せていた。規定により、シングルアクセルは得点が入らない。トリプルアクセルの基礎点は８・０点。後半配置による加点を含めて、この要素が０点になってしまった。本来なら９０点台中盤から後半の得点が見込めていただけに、悔しい演技になった。取材にも「もう本当にめちゃくちゃ悔しくて。前半が、練習よりうまくいっていたので、すごくいけると思ったけど、なんか…それで余計なことを考えたのか、ノーミスしたいと思い過ぎて、体が慎重になってうまく動かなかった」と振り返っていた。