正代が休場 再出場の可能性は…枝川親方「意欲はあるが…無理はしてもらいたくない」

 「大相撲11月場所・5日目」(12日、両国国技館)

 新大関正代(29)=時津風=が左足首負傷のため5日目の12日、休場を届け出た。左遠位脛腓(えんいけいひ)じん帯損傷で約3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出した。

 病気療養中の師匠・時津風親方(元幕内時津海)に代わり、部屋付きの枝川親方(元幕内蒼樹山)が電話取材に対応。正代とは前夜に話し、「『痛みがある。ちょっと怖い』と言っていた。じん帯が伸びている」と説明。一晩、状況を見たが、出場は困難と判断し、休場を決めた。

 3日目の小結高安(田子ノ浦)戦で土俵下に着地した際、左足首を負傷。4日目、大栄翔(追手風)戦では力なく土俵を割り大関初黒星を喫した。正代の休場は初めて。新大関の休場は昨年夏場所の貴景勝(千賀ノ浦)に続き9人目(かど番制度となった1969年名古屋場所以降)。再出場がなければ来年初場所(1月10日初日、両国国技館)がいきなりカド番となる。

 再出場の可能性に関し枝川親方は「(本人は)意欲はあると思うが、『今は治療に専念します』と。無理はしてもらいたくはない」と慎重に判断する。

 新大関として重圧の中、初日から3日連続で必死に勝利をものにし、奮闘していただけに無念。同親方は「いい相撲を取っていたので残念。責任も感じていると思うけどケガしたら仕方がない」と正代の思いを代弁した。

 今場所は初日から白鵬(宮城野)、鶴竜(陸奥)の両横綱が休場。3日目から大関朝乃山(高砂)が右肩負傷で休場した。2横綱2大関の休場は03年初場所(武蔵丸、貴乃花、千代大海、魁皇)以来となる。17年秋場所は3横綱2大関(白鵬、稀勢の里、鶴竜、高安、照ノ富士)が休場した。

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