橋本五輪相、内村航平の“五輪開催後押し”発言に感銘「うれしいこと」

 橋本聖子五輪相(56)が10日、閣議後に会見した。8日には東京・代々木第一体育館で開催された体操の国際大会を視察。新型コロナウイルス感染拡大後、国内では初となる五輪競技の国際大会となったが、「4カ国のアスリートが参加して、2000人以上の観客の前で無事に開催されたことは大変喜ばしい。全ての選手がものすごく楽しく競技をしていたのが印象的だった。やっていただいて良かった」と、来夏の東京五輪開催を目指す上でも好意的に受け止めた。

 また、同大会では五輪金メダリストの内村航平(リンガーハット)が閉会式でスピーチを行い、日本国民の約8割が来夏の五輪開催に懐疑的な状況を踏まえて、「国民の皆さんとアスリートが同じ気持ちでないと五輪はできない。どうにかできるやり方は必ずある。どうかできないと思わないでもらいたい」「“できない”じゃなく“どうやったらできるか”を考えて、どうにかできるように考えを変えて欲しい」と発言した。

 五輪開催を熱く訴える金メダリストの“後押し”を受け、橋本五輪相は「観客の皆さんにも呼びかけをしていただいたのを見て、アスリートからああいうことを言っていただくのはうれしいと思った」と感銘を受けた様子。政府としては、大会組織委員会、東京都との新型コロナ対策調整会議で協議を続けており、「今回得られた知見を参考にさせていただいて、引き続きIOC(国際オリンピック委員会)、組織委、東京都と緊密に連携していく」と語った。

 また、IOCのバッハ会長が今月中旬にも来日し、菅義偉首相らと会談する見通しであることを受け、「私自身五輪ファミリーでもあるので、来られたらお会いしたい」と面会する意向を示した。

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