「自転車・トラックレース全日本選手権」（７日、ヤマダグリーンドーム前橋）

　男子オムニアムが行われ、東京五輪同種目代表の橋本英也（２６）＝日本競輪選手会＝が３年ぶり３度目の優勝を果たした。橋本は「うれしい。本来なら東京オリンピックの年でもある。順調に仕上がってきている」と喜びを語った。

　スクラッチ、テンポレースの２種目を終え獲得ポイントは総合１位。３種目目の毎周最下位が脱落していくエリミネーションでは「１番うまく走れた」と、最後は客席に手を振りながら１着を決める余裕ぶりを見せた。最終種目のポイントレースでは頭脳戦で総合ポイントを守り切り、王座を奪還した。

　来夏の東京五輪では「メダルを取れる位置にいると思っている」と橋本。この勢いのまま、大舞台での活躍を誓った。