鶴竜不安、ペース上がらず 精彩欠き、苦境を自覚

 大相撲で2場所連続休場中の横綱鶴竜は3日、東京都墨田区の陸奥部屋で四股などの基礎運動で調整し、相撲は取らなかった。稽古のペースが上がらず、11月場所(8日初日・両国国技館)への出場が不安視される。「あまりできてない。いつもやっていたことと比べると足りない」と明かした。

 初日まで1週間を切って相撲が取れない状態は、過去にあまりないという。ここ6場所で5場所休場と精彩を欠き、師匠の陸奥親方(元大関霧島)に進退を懸ける覚悟を求められた。「出た時に結果を出さなきゃいけない。8番でいいやとかは駄目」と厳しい状況を自覚している。

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