カヌー、足立がW杯出場を断念 欧州の感染状況悪化で

 カヌー・スラローム男子カヤックシングル東京五輪代表の足立和也(山口県体協)が25日、フランスのポーで11月に開催されるワールドカップ(W杯)今季最終戦について「ぎりぎりまで判断を待ったが出場しない形にした」と遠征断念を明らかにした。岩手県奥州市でNHK杯全日本大会の試走役を務めた後に語った。

 新型コロナウイルス感染状況が欧州で悪化していることが理由。例年、海外遠征で他国選手の技術や自身の立ち位置を確認してきたという。その機会が失われるが「(艇の形状など)自分の情報を外に出さないことが東京五輪にいい方向につながる」と前向きに捉えた。

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