ネーサン・チェン首位発進 SP自己ベスト超えも「改善すべき点が多い」

 「フィギュアスケート・スケートアメリカ」(23日、ラスベガス)

 開幕して無観客で行われ、男子ショートプログラム(SP)は世界選手権2連覇中のネーサン・チェン(米国)が4回転-3回転の2連続トーループ、4回転フリップなどを決め、自己ベストを上回る111・17点で首位発進した。

 チェンがほぼ完璧な演技で、羽生結弦(ANA)が持つ世界最高得点にあと0・65点に迫る“自己ベスト”の111・17点をたたき出した。冒頭で4回転-3回転の2連続トーループを成功。後半には高難度の4回転フリップを流れるように決め、出来栄えで3・96点も引き出した。映画「デスペラード」の音楽に乗った演技は「まだ改善すべき点が多い」としながらもスピン、ステップで全て最高難度レベル4。座席の写真パネルや録音された歓声に「少し変な感じがする」と語ったが「機会が与えられて本当に幸せ」と大会の開催に感謝した。

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