世界王者チェンが盤石演技 “自己ベスト”で首位発進 GP復帰のジョウが2位

 「フィギュアスケート・スケートアメリカ」(23日、ラスベガス)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、世界王者のネーサン・チェン(21)=米国=が、参考記録ながら自己ベストを上回る111・17点で首位に立った。新SP「デスペラード」にのり、冒頭の4回転トーループ-3回転トーループを鮮やかに決めると、トリプルアクセル、最後の4回転フリップもほぼ完璧に成功。5位に敗れた平昌五輪以降無敗の男が、盤石の演技をみせた。演技後はホッとした様子で、フィニッシュポーズを解いた。

 昨季は学業を優先したため、2季ぶりのGP参戦となる19年世界選手権銅メダリストのビンセント・ジョウ(19)=米国=は、4回転ルッツ-3回転トーループを含め、すべてのジャンプを完璧に決める内容で99・36点で2位につけた。キーガン・メッシング(28)=カナダ=が92・40点で3位。19年世界ジュニア王者の樋渡知樹(20)=米国=が87・17点で4位につけた。

 今季のGPシリーズはコロナ禍で世界各国において渡航や入国が制限されていることから、各大会とも開催国の選手、開催国で定期的に練習している選手などに参加を限り、1人1大会出場で変則的に実施される。審判も開催国の審判のみとなるため、得点は参考記録。ただ、第2戦のスケートカナダと第4戦のフランス杯は、感染拡大が続いていることから中止が決定した。12月に北京五輪のテスト大会を兼ねて行われる予定だったGPファイナルも延期か中止となることが決まっている。

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