ティエムが四大大会初制覇「夢を成し遂げることができた」決勝3連敗の悪夢払しょく

 「テニス・全米オープン」(13日、ニューヨーク)

 男子シングルス決勝で第2シードのドミニク・ティエム(オーストリア)が第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に2-6、4-6、6-4、6-3、7-6で逆転勝ちし、四大大会を初制覇した。優勝賞金300万ドル(約3億1800万円)を獲得した。四大大会で同種目の初優勝者は22大会ぶり。ティエムはツアーで今季初勝利、通算17勝目。

 4時間を超えるフルセットの激戦はティエムが気力で打ち勝った。最終セットのタイブレークで7-6からA・ズベレフのバックハンドが外れると、歓喜を爆発させるエネルギーが残っておらず大の字に倒れ込んだ。四大大会決勝で3連敗していた過去を払しょく。「人生の目標、夢を成し遂げることができた」と笑った。

 2セットを連取され、後がなくなった第3セット。第3ゲームで先にブレークを許したが、すぐにブレークバックしてよみがえった。最終セットも、3-5からスライスや代名詞の片手バックハンドからの強打で巻き返した。

 ジョコビッチ(セルビア)ナダル(スペイン)フェデラー(スイス)の3強時代に風穴をあけた新王者。2年連続準優勝の全仏オープン(27日開幕)へ「タイトルを獲得したからリラックスして臨める」と四大大会2連勝を見据えた。

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