日本バドミントン協会は７日、１日から都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで行っている代表合宿の様子を公開した。男子シングルスの桃田賢斗（２６）＝ＮＴＴ東日本＝は「１球１球、質の高い練習ができてるので本当に充実してます」と手応えを語った。

　１月に遠征先のマレーシアで交通事故に巻き込まれ負傷。２月の代表合宿に参加したが、シャトルが二重に見える症状を訴え、その後右目の眼窩（がんか）底骨折の手術を受けた。代表合宿は約７カ月ぶり。「久しぶりに代表のみんなに会えました」と喜び、合宿までの日々を「僕自身アクシデントがあって本当にゼロからのスタートと言っても過言ではなかった。基礎練習、自分ができることをこつこつ練習してました」と振り返った。

　桃田の復帰戦はコロナ禍で１０月に延期された国・地域別対抗戦男子トマス杯（オーフス＝デンマーク）の可能性がある。まずはトップ選手が集う代表合宿で、復帰への準備を進める。