“絶望”こと14歳ワリエワがテスト飛び級参戦も フィギュアロシア代表争い過熱

 フィギュアスケート女子で、昨季のジュニアGPファイナル、世界ジュニアを制したカミラ・ワリエワ(14)=ロシア=が9月12、13日にモスクワで行われるシニアの代表チームのテストスケートに“飛び級”で参加する可能性が出てきた。ロシアフィギュアスケート連盟のアレクサンドル・ゴルシコフ会長が12日、国営通信社の「タス通信」の取材に「オプションは可能だ。カミラだけそのシナリオを検討している」と、語った。

 昨季、ジュニアに上がったばかりのワリエワは、圧倒的な才能をみせつけ、国際大会を4戦4勝。4回転トーループなど高難度ジャンプや、ジュニア離れした精密な演技で、3月の世界ジュニアではシニアも含めて今季世界5位の227・30点をマーク。ロシアジュニア選手権では非公認ながら238・17点を記録している。

 その圧倒的な強さでライバルの心を折ることから、ついた異名は「絶望」。今季はまだジュニアが主戦場だが、来季の北京五輪シーズンにシニア転向が可能で、五輪金メダル最有力候補との声もある。

 次々と新たな才能が出てくるロシア女子。もし参戦となれば、テストスケートではGPファイナル女王コストルナヤや、シェルバコワ、トルソワの昨季シニアデビューで世界を席巻した3人娘に、平昌五輪金メダリストのザギトワ、同銀メダリストのメドベージェワ、元世界女王のトゥクタミシェワらと、早くも北京五輪代表争いに向けた火花が散ることになる。

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