橋本五輪相、ワクチン提供合意に期待感「役割は大変大きい」
橋本聖子五輪相(55)は11日、閣議後の定例会見を行った。新型コロナウイルス感染症の予防ワクチンについて、政府がこのほど、英製薬大手アストラゼネカ社から21年初頭より1億2千万回分の供給を受けることで基本合意したことに言及した。
開発成功が前提となるが、来夏の東京五輪への影響について「IOC(国際オリンピック委員会)や組織委員会がワクチン開発を(五輪)開催の条件にした事実はない」と改めて前置きしつつ、「今回の感染症にワクチンの果たす役割は大変大きいと認識している。出入国の管理、検査・医療体制、会場運営等を総合的に検討する」と大会におけるコロナ対策の柱の一つとして期待を込めた。
また、高校野球の交流試合が甲子園球場で10日に開幕したことを受け、「長い歴史と伝統のある甲子園の大会は改めて素晴らしいものだと感じた。たくさんの中高生の夏の大会が延期や中止になっているが、無観客ながら甲子園での試合を全国の皆さんに観ていただいたのは素晴らしいこと」と述べた。