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素根輝が異例の挑戦!当面フリーで金目指す 環太平洋大を自主退学、地元で柔道専念へ

 柔道女子78キロ超級の東京五輪代表、素根輝(20)が31日付で環太平洋大を自主退学した。出身地・福岡県久留米市の母校・南筑高や、全日本柔道連盟(全柔連)の関係者などによると当面所属先のない異例の挑戦となる。新型コロナウイルスの影響で東京五輪が1年延期になったのを受け、南筑高を拠点に柔道に専念して金メダルを目指す決意を固めたという。

 素根は昨春、環太平洋大に入学。バルセロナ五輪男子71キロ級金メダルの古賀稔彦総監督から試合に臨む心構えや駆け引きなどを学ぶと、個人としては初出場だった同年夏の世界選手権(東京)で優勝した。同年11月のグランドスラム(GS)大阪大会も制して柔道では最初に東京五輪日本代表に決まった。

 しかしコロナ禍で五輪が1年延期になり、素根も対人練習ができない期間が長引く未曽有の経験に「自分を試せる場がなく、きつかった」と自身を顧みる機会が増えた。緊急事態宣言中は実家近くのトレーニング場で体幹を鍛え、6月下旬から南筑高の乱取りに加わるなど試行錯誤を重ねている。決して器用なタイプではないと自己分析しており、目標に掲げ続ける東京五輪での金メダルを実現させるため、まずは柔道に専念する道を選んだ。

 高校在学時は座右の銘にしている「3倍努力」の通り、自ら乱取りの本数を増やすほどの豊富な練習量で自信を裏付け、2年時から全日本選抜体重別選手権で3連覇するなど結果を残した。重圧がかかる五輪に向けた闘いを乗り越えるため、原点に返って地元で再び追い込むという。昨年は主要大会前に東京でも合宿しており、コロナ禍が落ち着けば再び東京でも稽古をしたい考え。全柔連側も素根を支援する方針だ。

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