羽生結弦の初代MVSをレジェンドたちも祝福 タラソワ氏「世界で最も輝くスター」

 国際スケート連盟(ISU)は11日、新設されたフィギュアスケートのISUアワードをオンラインで開催し、最優秀スケーター賞(MVS)には五輪2連覇王者の羽生結弦(ANA)が選出された。

 初代MVSに輝いた羽生を、ゆかりのあるレジェンドたちも祝福。ロシアの国営通信社「タス通信」によると、多くの名スケーターを指導してきたロシアのタチアナ・タラソワコーチは「ネイサン(チェン)は今年ブレークスルーを果たしました。ただ、羽生はそのスケートと深みで男子シングルの世界を変えた。この世界で最も輝くスターです」と、選出は“順当”との評価を下した。

 羽生にとって憧れの存在のトリノ五輪金メダリスト、エフゲニー・プルシェンコ氏も、「RIAノボスティ」に「異論はないだろう。羽生結弦は2度の五輪王者です。世界中のスタジアムにファンを集め、モスクワのGPでは日本のファンで、アリーナの50~70%が埋まります。結弦はフィギュアスケートのナンバーワンの男です」と、お祝いの言葉を寄せている。

 MVSには羽生のほか、ネーサン・チェン(米国)、ガブリエラ・パパダキス、ギヨーム・シゼロン組(フランス)が最終ノミネートされていた。

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