亡くなった勝武士さんは「元気で明るい性格だった」巡業では“初っ切り”も

 日本相撲協会は13日、三段目の勝武士さん(高田川)が新型コロナウイルス感染で死去したことを発表し、芝田山広報部長(元横綱大乃国)が電話で代表取材に応じた。

 所属の高田川部屋に関しては稽古は当面、停止となる。「状況としては、今稽古を行う状況ではない。いますぐ稽古が再開できる状況ではない。葬儀の日程を決める状況でもない」と葬儀、告別式も未定。

 同部屋では師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)、十両の白鷹山も感染。入院治療後、すでに退院した。現状に関し、「変わらない。問題があるという報告は何もありません」と説明した。

 勝武士さんの人柄には「初っ切りをやっていて連合稽古で稽古している姿も目に浮かぶ。元気で明るい性格だったみたいですよ。初っ切りで巡業をやっている中で、たくさんの人に喜んでいただいたということ」と惜しんだ。

 師匠や同部屋の関取である幕内輝、竜電、白鷹山からのコメントも広報部としては今は難しいとの認識。「取り込んでいる状況ですから、皆さんにそういったお話を聞くのも難しい状況。師匠も一番最初から入院している子(勝武士)のことが気がかりでどうしようもない状況だったと思うからこそ、なかなか発信ができなかったということもある。しばらくはそっとしてあげておいてほしい。落ち着いた時間があった時に、改めて故人の冥福を祈りながら、コメントをもらえる状況ができればと思う」と、同部長は話した。

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