ベテラン幕内力士「夏場所は中止でいい」 横綱白鵬もウイルス禍を強く懸念

 日本相撲協会は10日、幕下以下の力士1人が新型コロナウイルス感染症で陽性反応が確認されたことを発表した。力士を含む協会員では初の感染者。8日の簡易検査では陽性から陰性に訂正され、精度の高いPCR検査の末に陽性が確定した。当該力士の所属部屋で感染症状を訴える他の力士は現時点ではいないものの、今後、集団感染の恐れがある。夏場所(5月24日初日、両国国技館)の中止も現実味を帯びてきた。

 日本相撲協会には現在45部屋があり、約900人の協会員が所属する。あるベテランの幕内力士は「もう誰がかかってもおかしくない。この状況で濃厚接触でしかない稽古ができるのか。夏場所は中止でいい」と率直に吐露した。横綱白鵬もウイルス禍を強く懸念しているという。所属する宮城野部屋関係者によると、横綱は外部との接触を控えることを意識し、部屋での稽古再開に至っていない。

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