田中恒成、ゲキ飛ばすも「オレは祈るだけ」 兄・亮明が五輪代表に

 日本ボクシング連盟は20日、都内で東京五輪の日本代表を選出した。男子はアジア・オセアニア予選で自力で出場権を獲得したウエルター級の岡沢セオン(24)=鹿児島県体育協会、開催国枠でフライ級の田中亮明(26)=中京学院大中京高教、ライト級の成松大介(30)=自衛隊、ミドル級の森脇唯人(23)=自衛隊=が選出された。田中はプロの世界3階級制覇王者、田中恒成(24)=畑中=の兄で初の五輪切符を獲得した。

 朗報を聞いた弟の恒成は「ホッとしてます」と胸をなで下ろした。4年前のリオ五輪で世界最終予選で敗れて出場を逃した亮明は、高校の社会科教員とボクシング部の監督を務めながら、再び五輪を目指してきた。その姿を間近で見てきた弟は「キャリア最後の勝負になるかもしれない。小さい頃からずっと(一緒に)やってきたので、いろいろ思うことはあります」と感慨深げに語った。

 勝負師として「どうしても結果が一番。オレもいつも(結果を)求めているので兄にも出してほしい」とゲキも飛ばしながらも、「一番思うのは悔いのないようにということ。本人が悔いなく、最高の形になれば。オレは祈るだけです」と話していた。

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