一二三VS丸山、4月に最終決戦 し烈な戦いに井上監督「勝った方が代表という見方」

 全日本柔道連盟は27日、東京五輪代表を選考する強化委員会を都内で開催し、男女12階級で代表を決定した。女子52キロ級で18、19年世界女王の阿部詩(19)=日体大=は初の五輪切符を獲得。また、丸山城志郎(26)=ミキハウス=と阿部一二三(22)=日体大=の世界王者2人が拮抗(きっこう)している男子66キロ級のみ、全日本選抜体重別選手権(4月4、5日、福岡)が最終決戦となることが決定した。

 昨夏の世界選手権を丸山が制した時点ではリードしていたが、直接対決となった11月のGS大阪大会は阿部一が雪辱。さらに、阿部一は2月のGSデュッセルドルフ大会も制し、ついに肩を並べた。

 柔道史に残るデッドヒートを繰り広げている両雄について、「双方が世界王者を手にしているし、一時は丸山がリードしていたが、(阿部一が)GS大阪の直接対決で勝利、GSデュッセルドルフで勝ち切ったことを評価して同等」と井上監督。直接対決が見込まれる4月の福岡決戦に向けて「勝った者が代表という見方でいい」とうなずいた。

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