朝乃山 師匠から大ちゃん節で猛ゲキ「風を吹かすんだ」 大関昇進ノルマ12勝 

 大相撲春場所(3月8日初日・エディオンアリーナ大阪)の番付が24日、発表され、大関とりに挑む関脇朝乃山(25)=高砂=が大阪市内の宿舎で会見し、師匠の高砂親方(元大関朝潮)から「風を吹かすんだ」と猛ゲキを飛ばされた。失敗の連続を乗り越え83年春場所で大関昇進を決めた師匠の助言を力に、昇進ノルマの12勝以上を誓った。

 師弟ともに近大(東大阪市)出身で大阪が第2の故郷。37年前、高砂親方は春場所で12勝を挙げ大関を決めた。くしくも弟子の朝乃山も12勝をノルマに浪速で勝負を懸けるのは運命の巡り合わせだ。

 三役3場所計33勝が昇進の目安。前2場所で11勝、10勝と21勝を積み重ねてきた。「大関とりの場所が大阪で気合が入る。12勝じゃなくその上を目指す。右四つを磨いていく。気持ちで負けない」。会見では師匠の隣で頼もしく言い切った。

 本人以上に師匠が気合満点。今年12月に定年退職のため、師匠として最後の春場所となる。「私は上がるのに苦労した。自分の苦労話をしてあげることが朝乃山にプラス。私は2回、3回、5回も(大関とりを)やった。自分を信じ切れなかった部分があった。周りに振り回された感じがあった」と自らを反面教師に心得を授ける。

 大阪という地の利もある。「プレッシャーでなく力に変えることができれば朝乃山に風は吹いてくる。(風は)もちろん吹かすんだ!序盤、中盤しっかり取る。終盤にかけて勢いが出て風も吹いてくる。自分で吹かすんだ!12勝?やるしかない」と“大ちゃん節”でハッパをかけた。新型コロナウイルスが猛威を振るう中、体調管理は何より大事。師匠は「院内感染が怖い。見舞いには行かない方がいい」と助言した。

 今場所は38年ぶり一人大関という“一大事”で空位の大関を埋めるのは角界全体の希望だ。候補1番手の朝乃山も重々承知。「大関が一つ空いている。チャンスをものにしたい。プロに入ってからの夢。協会の看板なので」と闘志を燃やした。

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