岡田久美子、ぶっちぎりでV6 五輪内定「次はメダル」

 「陸上・日本選手権20キロ競歩」(16日、神戸市六甲アイランド甲南大周辺公認コース)

 東京五輪代表選考会を兼ねて行われ、男子は2019年の世界選手権で金メダルを獲得した山西利和(24)=愛知製鋼=が1時間17分36秒で初優勝した。女子は岡田久美子(28)=ビックカメラ=が1時間29分56秒で6連覇を達成し、東京五輪代表に決まった。

 出てくるのは、さわやかな笑みしかなかった。岡田が2位に3分19秒差をつけ、2大会連続の五輪代表に内定。ぶっちぎりでの6連覇に「一人旅は予想していたこと。確実に内定を取ることを意識した」と、雨中での安全運転を心がけた。

 昨年の世界選手権で6位に入賞。日本女子では抜きんでた存在で、底上げへの使命を自負している。テレビでエクアドルの競歩学校を取り上げた番組を見て、恵まれない環境でも取り組む姿に「日本の女子は環境がいいはずなのに、まだまだ甘い。甘さを払拭(ふっしょく)してもらうためにも、自分が結果を残し続けることが大事」と言い切る。

 「『オリンピック、やってやるぞ』という気持ち。次はメダル。集大成という気持ちで」。28歳の実力者は、日本女子競歩界のためにも東京で表彰台に上がる。

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