16歳の鍵山優真が自己ベストSP91・61点「よっしゃーって」 4回転も成功
「フィギュアスケート・四大陸選手権」(7日、ソウル)
男子ショートプログラムが行われ、昨年末の全日本選手権3位、今年1月のユースオリンピック金メダル鍵山優真(16)=星槎国際高横浜=は自己ベストの91・61点をマークした。
冒頭の4回転トーループを成功させ、出来栄え点で3・26点の加点を得た。続く3回転アクセルも2・63点の加点を得た。3回転ルッツ-3回転トーループはルッツのエッジが不明瞭と判定されたが、減点はなかった。
3本のスピン、ステップシークエンスはすべて最高評価のレベル4を獲得した。演技後は力強いガッツポーズも見せた。技術点は52・39点、構成点は39・22点だった。
演技後は「そんなに緊張しなくて、チャレンジャーとして来てるので、思い切りやることだけを意識した。練習通り、のびのびできて、いいジャンプが跳べた」と充実ぶりがうかがえる感想を語った。
国際スケート連盟が主催する主要なシニアの国際大会は初出場。ISUに記録されている自己ベストはジュニアでのもので、84・72点だが、シニアではSPに入れられる4回転がジュニアでは組み込めないという規定の違いがある。
自己ベストの得点には「最初に出たのは驚き。89点くらいかなと(思っていた)」と振り返り、キスアンドクライでも驚きの表情だった。「よかったのは今季後半決められなかった3A(トリプルアクセル)を、最近で一番いい出来で決められたこと」と自己採点し、ガッツポーズを見せたことも「ノーミスできて、よっしゃーって気持ちとホッとした(気持ち)」と初々しく語った。