体操女子の１８年世界選手権個人総合銀メダリストの村上茉愛（２３）＝日体ク＝が６日、都内で行われた日本体操協会の強化合宿に参加した。昨年は腰痛により、代表落ちを経験。雪辱を期す集大成の東京五輪シーズンに向け「順調に進んでいる。焦らずやりたい」と手応えを口にした。

　関係者によると、３月上旬にオーストラリアで大会に出場する計画もあったが、新型コロナウイルスによる肺炎拡大を懸念して断念したという。今後は国内で今季初戦となる４月の全日本選手権に向け調整していく。女子代表は２月７日にも富士通の開発した３Ｄ動作解析で、課題の平均台での足の開きの角度など詳細データを取り、強化に結びつける。村上は種目別平均台でもメダルを狙っており、最新ＩＣＴを駆使して、演技を磨く。