男子200メートル平泳ぎ新星・佐藤翔馬V 目標は北島氏

 「競泳・北島康介杯」(26日、東京辰巳国際水泳場)

 男子200メートル平泳ぎ決勝は、慶大1年の佐藤翔馬(18)=東京SC=が2分7秒58で優勝した。前世界記録保持者の渡辺一平(22)=トヨタ自動車=は2分7秒86で2位だった。大橋悠依(24)=イトマン東進=は2分10秒35で女子200メートル個人メドレーを制し3冠。瀬戸大也(25)=ANA=も男子100メートルバタフライを51秒89で制し2冠を達成した。

 北島康介杯の大トリ男子200メートル平泳ぎを制したのは、同じ東京SCに小学3年から通う新星・佐藤だった。世界選手権銅メダルの渡辺を下し優勝。電光表示を見て拳を握り水面をたたいた。昨年9月に記録した自己記録を1秒63更新し「信じられない」と佐藤。急成長に「2分6秒も見えてきた」と力強い言葉も飛び出した。

 初日の100メートル平泳ぎは大学の試験のため出場せず。寝不足の中での躍進に、今後の伸び幅は計り知れない。

 大学ヨット部だった両親と一緒にヨットに乗る際に「落ちたら心配」と0歳のときからベビースイミングを始め、力をつけてきた。「目指すのは北島康介さん。超えていかないと」と佐藤。北島氏からの「4月まで気を抜かずに頑張って」との言葉を心に刻み、真の後継者へと進化を遂げる。

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