重量挙げ・三宅宏実、東京五輪に「緊張感」も父・義行氏「早く無事に終わって…」

 重量挙げの2012年ロンドン五輪女子48キロ級銀メダリストで、16年リオデジャネイロ五輪同級銅メダリストの三宅宏実(34)=いちご=が16日、重量挙げの1968年メキシコ五輪フェザー級銅メダリストの父・義行氏(74)とともに、東京都港区の迎賓館赤坂離宮で行われた「迎賓館赤坂離宮特別展~1964年東京オリンピックがつくられた場所~」のオープニングイベントに出席した。

 三宅は「私はまだ五輪の出場を決めていない。東京の舞台に立てているかは、ハテナだけど、代表権をしっかり獲得して、夢の舞台に立てるように頑張りたい。今はドキドキの方が大きい。不安だったりとかも多いけど、これが自国開催ならではの味わい。緊張感なんだ、とかみしめている」と」と語った。

 04年アテネ、08年北京を含めた過去4大会と比べて、東京大会へ向かう気持ちについて「まったく違う。自国開催だからこそ味わういろいろな葛藤だったり、この先どうなっていくんだろう?という不安の方が大きいけど、しっかり立ち向かっていきたい」と前を見据えた。

 義行氏は「早く五輪が終わってほしい。選手もそうだけど、私たちもかなりのプレッシャーを感じている。『早く終われ』という気持ちを毎回味わうけど、そろそろそういう気持ちになっている。早く、無事に、安全に終わって欲しい、という気持ち」と、愛娘をみやった。

 重量挙げの東京五輪は男女とも7階級で行われる。代表は4月30日までの大会で得たポイントにより、各国・地域に与えられる出場枠は最大で男女各4。日本は開催国枠として男女各3の計6枠が保証されている。

 迎賓館赤坂離宮は、前回の1964年東京五輪開催時、大会組織委員会が設置された。当時の貴重な写真や様子などを紹介する特別展はこの日から始まり、3月10日まで開催される。

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