コストルナヤ、堂々のSP世界最高「記録を目指していた」 紀平の4回転挑戦にも平静

SPを終えて歓声に応えるコストルナヤ=真駒内セキスイハイムアイスアリーナ(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・NHK杯」(22日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 女子SPが行われ、アリョーナ・コストルナヤ(16)=ロシア=がSP世界最高の85・04点をマークし、トップに立った。2位は紀平梨花(17)=関大KFSC=で79・89点。紀平は冒頭のトリプルアクセルを成功させたものの、他の要素で差が開いた。

 堂々たる演技を終えたコストルナヤは報道陣に「もちろん新しい記録を目指していた。日本にくるまで『あと何日、あと何日』と心待ちにしていた」と自信をのぞかせた。

 今大会の出場選手では紀平梨花と2人しかSPの演技構成に織り込んでいないトリプルアクセルを冒頭に美しく着氷。続く難度の高い3回転ルッツも降りた。

 後半の3回転フリップ-3回転トーループも美しく着氷。完ぺきな演技を終え、各要素の出来栄え点で大きく加点を得た。

 ライバルの紀平はフリーで4回転サルコーを織り込むことに挑んでいる。「もちろん尊敬するし、彼女は素晴らしい選手。力強い。4回転を跳べるのなら歓迎しますが、しかし、私は私のジャンプを跳ぶだけ」と平常心だった。

 コストルナヤと紀平の差は5・15点。

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