卓球日本8強も波乱幕開け イングランド相手にまさかの黒星 張本また天敵に…

 「卓球・W杯団体戦」(6日、東京体育館)

 東京五輪のテスト大会を兼ねて開幕し、1次リーグが行われ、日本は男子がB組初戦でイングランドに1-3で敗れ、第2戦はオーストリアに3-1で勝って1勝1敗として準々決勝進出を決めた。イングランド戦ではシングルスで張本智和(16)=木下グループ=らが3連敗を喫した。B組の女子はオーストリア戦、米国戦ともに3-0で快勝した。

 日本は波乱の幕開けとなったが、薄氷で8強入りを決めた。初戦のイングランド戦は、世界ランク5位の張本が過去1勝2敗と分の悪い“天敵”ピッチフォードとのエース対決を2-3で落とすなど、まさかの黒星発進。オーストリア戦も第1試合のダブルスを落としリーグ敗退が現実味を帯びたが、エース張本が2勝を挙げて巻き返し、なんとか逆転勝利を収めた。

 開催国の面目を保ったものの、大黒柱の水谷隼(木下グループ)が腰痛で欠場するアクシデントもあり、東京五輪前哨戦で不安が募った。倉嶋洋介監督は「エースがしっかりしてくれれば勝てる」と期待を寄せたが、逆に言えばエースが試合を落とせば屋台骨が一気にぐらついてしまう。指揮官は「これが今のチームの現状」と唇をかみしめた。

 来年の戦況を占う意味でも大きな責任を背負う16歳は「2戦目は2試合取ることができたが、これが本来のエースの仕事。毎試合こういうプレーができれば良い」と大会中の一本立ちを誓った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス