脇田3回戦突破!QS逆転へ19日に有夢路と対決

 「サーフィン・ホワイトバッファロー日向プロ」(18日、お倉ケ浜海水浴場)

 プロ最高峰チャンピオンシップ・ツアー(CT)の来季参戦権を争う予選シリーズ(QS)が行われ、9月のワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当)日本代表でQS14位の脇田紗良(17)が3回戦4組を10・60点の2位で突破。同3組を15・60点の1位通過したQS8位で日本女子最高位の都筑有夢路と19日の準々決勝で直接対決する。前田マヒナは2回戦敗退。村上舜が出場する男子4回戦は19日に順延した。

 波選びが危機を救った。終盤まで点を伸ばせず4人中3位だった脇田は「奥に良い波が来てる」と移動。残り4分のライディングで4・73点を出し2位に浮上した。逆転での3回戦突破に「最後に良い波をつかめた」と顔をほころばせた。

 波選びを助けたのは、2回戦後にサーファーの兄・泰地に見せてもらったビデオ。「奥がいい」と知り、得点につなげた。

 現在、QS14位で日本女子2番手。今季終了時点で日本女子最上位に入ると、来年のWGの出場権を獲得でき、WGで結果を残せば東京五輪代表に内定する。準々決勝はランクを争う都筑との一騎打ち。今大会で順位が入れ替わることはないが、都筑を倒して優勝すれば得点差を大きく縮められる。「目標」という五輪に近づくためにも、大一番を制す。

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