サーフィン・前田マヒナ4回戦進出 格上CT選手破り高波に感謝「神様ありがとう」

インタビューに答える前田マヒナ=宮崎市・木崎浜海岸(撮影・田中亜実)
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 「サーフィン・ワールドゲームズ」(8日、宮崎市・木崎浜海岸)

 女子3回戦までと敗者復活戦が行われた。世界最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)の予選シリーズ(QS)16位の前田マヒナ(21)は、3回戦で12・87点をマークし6組を2位で通過。1組の松田詩野(17)は9・94点で1位通過し、ともに4回戦に進んだ。4組の脇田紗良(16)は4位となり、敗者復活戦4回戦に回った。アジア最上位になると、条件付きで東京五輪の出場権を獲得する。

 前田が格上のCT選手を下す大活躍だ。2回戦までは順調に勝ち進むも、3回戦ではCT選手が2人も入る厳しい組に。それでも上位2人に食い込み、4回戦へ駒を進めた。「すごいうれしい!自信になった」と満面の笑顔で喜んだ。

 序盤は「CT選手が一緒だといい波がつかめない」と苦戦。だが2本目のライディングで質の高い波を捉えると7・67点の高得点をたたき出した。「すごいラッキー!神様ありがとうございます!」と幸運にも感謝した。

 両親は日本人で、ハワイで生まれ育った。18年に「五輪(代表)に入るために、日本がベストチャンス」と日本代表として東京五輪を目指すことを決めた。今大会には、18年世界ランクで日本人最上位だったことから選出。会場の日の丸を見て「うれしかった。(日本代表という気持ちが)やっとしました」と気合も入る。

 9日の4回戦もCT選手2人が同組に入った。再び厳しい戦いが予想されるが、「楽しみにしてます」と怖がる様子はない。東京五輪代表へ勢いよく駆け上がる。

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