大野将平「圧倒的存在から絶対的存在へ」世界選手権祝勝会

世界選手権の祝勝会で登壇した大野将平(左)と丸山城志郎
2枚

 柔道の世界選手権(8月、東京)で優勝した男子73キロ級の大野将平(27)=旭化成=と、66キロ級の丸山城志郎(26)=ミキハウス=の優勝祝賀会が13日、奈良県天理市で、2人の母校である天理大柔道部などを包括する「天理柔道会」の主催で行われた。

 世界選手権を3大会ぶりに制した大野は、約700人を前にあいさつ。後輩の丸山が、試合中に右膝を痛めながらライバルの阿部一二三(日体大)との激闘を制するなど注目を集めただけに「話題性では完全に丸山に負けた。自分としては課題の残り世界選手権だった」と出席者を笑わせた。

 一方で、今後は「柔道界の圧倒的存在から絶対的存在になれるように精進したい」と宣言。世界選手権ではオール一本勝ちで向かうところ敵無しを印象づけた。それでも「圧倒的というのは私が言い始めた言葉だと思うが、他の選手も多く言っているので、もう一つ上に行かなければならない」と現状に満足することはない。

 来月のグランドスラム大阪大会(11月22~24日、丸善インテックアリーナ大阪)で優勝すれば五輪代表に内定する可能性は高い。「大会の一つとしていつもどおりに臨む」と言う大野は、「絶対王者」を目指し「最高の準備をして一番いい状態で畳の上に上がるのみ」と力強く語った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス