錦織圭 五輪のため右肘の回復を優先 2試合欠場も「状態はそんなに悪くない」

 男子テニスで世界ランク8位の錦織圭(29)=日清食品=が24日、都内で寝具メーカー「エアウィーヴ」のイベントに出席した。右肘痛のため楽天ジャパン・オープン(30日開幕、東京有明テニスの森公園)とマスターズ上海大会(10月6日開幕)の欠場を21日に公式アプリで発表したばかり。けがの状況についても説明し、開幕まで1年を切った東京五輪のためにも回復を優先。10月21日開幕のエルステバンク・オープン(ウィーン)での復帰を目指す考えを示した。

 錦織が右肘のけがでの欠場を公表して以来、初めて公の場に臨んだ。イベントに同席した元プロテニスプレーヤーの松岡修造氏(51)に状態を問われ「そんなに悪くはない」と回答した。

 けがについて「2~3カ月ずっと痛みがありながらプレーしてきたので、1回しっかり治そうかと。痛みはずっとストレスで、ドクターには『2~3週間テニスはしない方がいい』と言われた。1年後に迫るオリンピックのためでもある」と説明。修造氏は「悪くないと聞いて安心。メダルに向かう強い錦織圭を見てほしい」とエールを送った。

 10月14日に東京でロジャー・フェデラー(スイス)と対戦予定だった慈善試合は回避するが、同21日開幕のエルステバンク・オープンは出場予定だという。

 この日は東京五輪の選手村に設置される寝具についての会見。「(睡眠は)昔から趣味。基本10時間は寝たい。昔は12~13時間寝ていた」と語り、会場を驚かせた。こだわりは強く「光があると寝られない。アメリカの家にも遮光カーテンがある」と熱弁を振るった。

 眠れない夜は、布団の中でしりとりをするという。単語の文字数について「3文字、4文字でしばる」と、睡眠にもストイックな姿を見せた。

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