大坂なおみ「時間をかけて新しいコーチを選びたい」当面は父が代役コーチ

「時差ボケで眠い」と語る大坂なおみ=ITC靭テニスセンター(撮影・佐藤厚)
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 女子テニスの世界ランキング4位の大坂なおみ(21)=日清食品=が15日、初優勝を目指す東レパンパシフィックオープン(16日開幕、ITC靱テニスセンター)へ向け、試合会場で会見した。第1シードの大坂は18、19日に実施予定の2回戦から登場する。対戦相手は予選を勝ち上がった選手による1回戦の勝者になる。

 36回目を迎える「東レパンパシ」は今回大阪で初開催。16年、18年と同大会2度準優勝の大坂は出身地で初優勝を狙う。「私が小さい頃を過ごした特別な場所。ここでプレーしたんだな振り返ることができるし、大きな国際大会に出られることをうれしく思います」と奮闘を誓った。

 大坂が出身地・大阪で試合を行うのは14年10月のジャパン女子オープン以来、約5年ぶり。連覇を狙った8月の全米オープンでは4回戦で敗退し、約8カ月間、1位に君臨していた世界ランキングも4位に後退した。幼少期に父、姉と練習を重ねた原点である靱テニスセンターから今大会で巻き返しの一歩を踏み出す。

 大坂は12日に自身のツイッターで、ジャーメイン・ジェンキンス氏とのコーチ契約解消を発表。「ジェイ(ジェンキンス氏)とはいい時間を過ごせた。ただ、私はここで少し変化が必要だと思った。しばらくは父がコーチという立場で、ゆっくりと時間をかけて新しいコーチを選びたい」と説明した。

 今年1月に全豪オープンを制し、昨年の全米に続き四大大会連覇を達成した後に当時のサーシャ・バインコーチと契約を解消。ジェンキンスコーチとの新体制を発足させたが、ツアー優勝なしと苦戦が続き、今年2度目のコーチ解任となった。今回は父のフランソワ氏が代役を務める最初の大会となる。

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