松田詩野、圧勝も目指すは高得点「エクセレントが出せるサーフィンを」

 インタビューに答える松田詩野=宮崎市・木崎浜海岸(撮影・田中亜実)
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 「サーフィン・ワールドゲームズ」(7日、宮崎市・木崎浜海岸)

 東京五輪の出場権が懸かるワールドゲームズ(WG)が開幕して女子1回戦18組までが行われ、松田詩野(17)と脇田紗良(16)がともに2回戦に進んだ。20組の前田マヒナ(21)は8日に登場する。WGは世界選手権に相当し、アジア最上位になれば条件付きで五輪の出場権を得る。

 初出場の松田は大会全体の1組目で登場し、9・37点で1位通過。「ずっと出たいと思ってたので最高です」とトレードマークの笑顔で喜んだ。

 序盤でトップに躍り出ると「良い波をつかむ」と挑んだ3本目で、4往復の大きなライディングを見せた。5・67点の圧巻の波乗りに観客からは拍手喝采。「こんなに観客がいる中で試合することはあんまりないから、テンションが上がった」と観客の存在にも後押しされた。

 2位に6・80点の大差を付け圧勝したが、若き挑戦者は満足はしない。「エクセレント(8点以上)が出せるようなサーフィンがしたい」とこの日は出せなかった高得点を次戦の目標に掲げた。個人や団体の成績だけでなく、東京五輪の出場権も狙う今大会。大舞台の切符に向け、初戦から勢いに乗った。

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