1&2位手つなぎゴールで失格 トライアスロン、17年ルール明文化

 「トライアスロン・東京五輪予選」(15日、お台場海浜公園)

 五輪本番のテスト大会を兼ねて女子が行われ、トップのイギリス選手2人が手をつないで意図的に同時にゴールしたため失格となり、フローラ・ダフィ(バミューダ諸島)が繰り上がりで優勝した。

 まさかの悲劇となった。1、2位で並走していたリアマンスとブラウン(ともに英国)が手をつないだままフィニッシュ。しかし、意図的に同時にゴールすることは禁じられており、2人そろって失格となった。

 16年にも英国の男子選手が手をつないで協力し合ったことが問題視され、17年にルールとして明文化された。正式規定となってからはこれが初の適用。ITU関係者は「英国チームから抗議があり審議したが、意図的に一緒にゴールに入ったということで失格に決めた」と毅然(きぜん)と説明した。

 五輪本番なら前代未聞の大事件になっていたかもしれないが、テスト大会だったことは不幸中の幸い。相手に敬意を示すなら、最後まで真剣勝負に徹するしかない。

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